インプラント治療を検討されている方の中には、「上顎の骨が薄いから、インプラントは難しいかも…」と不安に思われている方もいらっしゃるかもしれません。実は、上顎の前歯のあたりは、骨が薄いケースが多く、インプラント治療を行う上で少し注意が必要な部分です。そんな時に役立つのが「ソケットリフト」という治療法です。今回は、ソケットリフトについて詳しくご説明します。
なぜソケットリフトが必要になるのか？
上顎の前歯の部分は、骨が薄いことが多く、インプラントをしっかりと固定するための十分な厚みの骨がないことがあります。このような場合、インプラントを直接埋め込むことができず、事前に骨を増やす手術が必要になります。この手術が、ソケットリフトです。
ソケットリフトとは？
ソケットリフトとは、歯を抜いた後の骨の穴を利用して、インプラントを埋め込みながら同時に骨を増やす手術です。抜歯したばかりの骨の穴は、骨が再生しようとする力が強く、この力を利用して、インプラントを埋め込み、同時に人工骨を充填することで、骨の量を増やします。
ソケットリフトの手術の流れ
ソケットリフトの手術は、一般的に以下の流れで行われます。
- 抜歯: まず、治療したい歯を抜歯します。
- 骨の穴の拡大: 歯を抜いた後の骨の穴を、インプラントを埋め込むのに適した大きさに拡大します。
- インプラントの埋入と人工骨の充填: 拡大した骨の穴にインプラントを埋め込み、その周りに人工骨を充填します。
- 歯肉の縫合: 切開した歯肉を縫合します。
ソケットリフトのメリット
- 治療期間の短縮: 歯を抜いた後、すぐにインプラントの手術と骨造成を行えるため、治療期間を短縮できます。
- 手術の負担軽減: 一度の手術でインプラントと骨造成を同時に行うため、患者さんの負担を軽減できます。
- 自然な見た目と機能: 自分の歯と同様に、しっかりと噛むことができ、自然な笑顔を取り戻すことができます。
ソケットリフトのデメリット
- 全てのケースに適応できるわけではない: 歯を抜いた後の骨の状態や、インプラントを埋め込む位置によっては、ソケットリフトができない場合があります。
- 感染のリスク: 他の手術と同様に、感染のリスクがゼロではありません。
まとめ
ソケットリフトは、歯を抜いた後の骨の穴を利用して、インプラント治療と骨造成を同時に行う治療法です。治療期間の短縮や、手術の負担軽減といったメリットがあり、多くの患者さまに選ばれています。
いそ歯科医院では、患者様一人ひとりの状況に合わせて、最適な治療計画をご提案いたします。ソケットリフトについてご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。
当院ではインプラントの無料相談を行っております。是非ご利用ください！
いそ歯科医院 歯周病ホームページ https://www.isodent.
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