インプラント治療と喫煙・歯周病の関係性
前回は、糖尿病や骨粗鬆症などの全身疾患がインプラント治療に与える影響について解説しました。
今回は、喫煙と歯周病がインプラント治療にどのような影響を与えるかについて、より詳しくご説明します。
喫煙がインプラント治療に与える影響
喫煙は、インプラント治療の成功率を大きく下げる要因の一つです。その理由は以下の通りです。
- 血行不良: 喫煙は、血管を収縮させ、血流を悪くします。そのため、傷の治りが遅くなり、インプラントと骨がしっかりと結合しにくくなります。
- 免疫力の低下: 喫煙は、免疫力を低下させ、感染のリスクを高めます。インプラント手術後の感染は、インプラントの失敗に直結する可能性があります。
- 骨の質の低下: 喫煙は、骨の質を低下させ、骨粗鬆症のリスクを高めます。インプラントを支える骨が弱いと、インプラントが安定せず、脱落してしまう可能性があります。
歯周病がインプラント治療に与える影響
歯周病は、歯を支えている歯周組織が炎症を起こす病気です。歯周病が進行すると、歯を支えている骨が溶けてしまい、インプラントを埋め込むための十分な骨がなくなることがあります。また、歯周病菌は、インプラント周囲炎という、インプラント周囲の組織が炎症を起こす病気の原因となる可能性もあります。
喫煙と歯周病の関係性
喫煙は、歯周病のリスクを高めることが知られています。喫煙によって、歯周病菌が増殖しやすくなり、歯周病が進行しやすくなるのです。
まとめ
喫煙と歯周病は、どちらもインプラント治療の成功率を大きく左右する要因です。インプラント治療を検討されている方は、必ず禁煙し、歯周病治療を完了させてから、手術を受けることをおすすめします。
インプラント治療を成功させるために
インプラント治療を成功させるためには、以下のことが大切です。
- 禁煙: 手術の少なくとも2週間前から禁煙を開始しましょう。
- 歯周病治療: 歯周病がある場合は、しっかりと治療を行い、口腔内の状態を改善しましょう。
- 定期的な検診: インプラント治療後も、定期的に歯科医院で検診を受け、口腔内の状態を良好に保ちましょう。
まとめ
インプラント治療は、失われた歯を取り戻し、快適な生活を送るための素晴らしい選択肢です。しかし、成功させるためには、患者さんご自身の協力も不可欠です。歯科医師とよく相談し、治療に臨みましょう。
いそ歯科医院では、患者様一人ひとりの口腔内の状態を詳しく検査し、最適な治療計画を立てています。 インプラント治療について、ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
当院ではインプラントの無料相談を行っております。是非ご利用ください!
いそ歯科医院 歯周病ホームページ https://www.isodent.
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